ChatGPTを使っていて、
- 「ChatGPTが文字数指定を守らない!」
- 「ChatGPTの要約した文章が指定文字数よりもいつも少ない!」
- 「ChatGPTに文字数を守らせるプロンプトを知りたい」
といった疑問や悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ChatGPTが苦手な文字数指定について、ChatGPTに文字数指定を守らせるとっておきのプロンプトをご紹介します。
コピペ可能なプロンプトですので、この記事を最後まで読んでぜひご活用ください。
目次
ChatGPTに文字数指定を守らせるプロンプト
ChatGPTを使っていて、「ChatGPTが指定した文字数を守らない」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
確かにChatGPTはGPT-4も含めて、出力する文章の文字数を正確にカウントして指定文字数通りに実行することが苦手です。
ただ、筆者の試行錯誤の結果、プロンプトを工夫することで、文字数指定の精度をかなり向上することができたので、以下の2パターンについてプロンプトをご紹介します。
- プロンプト1.文字数指定した通りに文章を生成するプロンプト
- プロンプト2.文字数指定した通りに文章を要約するプロンプト
では、以下で具体的なプロンプトと注意点をご紹介します。
それぞれコピペで利用可能なので、ぜひ試してみてください。
プロンプト1.文字数指定した通りに文章を生成するプロンプト
では、指定した文字数通りに文章を作成するプロンプトを紹介します。
生成する文章のテーマと指定文字数(上限・下限)を入力するだけで、高い精度で指定する文字数通りに出力することができます。
このプロンプトのポイントは、
- ChatGPT自ら文章をカウントさせる
- 作成した文章が指定文字数の条件を満たしていない場合は、処理を繰り返させる
- 指定文字数の下限・上限を明記
です。
以下のプロンプトはコピペ可能ですので、ぜひ試してみてください。
▼コピペ可能なプロンプト(文章作成)
以下の #手順 を忠実に守って、 #テーマ に関する文章を500字~600字で作成してください。
#テーマ:
【ここに生成する文章の入力してください】
#手順 :
・出力する前に、何文字になったかをカウントしてください。
・カウントした結果、#文字数 の条件を満たしていることが確認できた場合に限ってタスクを終了してください。
・カウントした結果、#文字数 の条件を満たしていない場合は、#文字数 の条件を満たせるまで文字を追加したり削除して処理を繰り返してください。
#文字数
・下限:【文字数を入力してください】字
・上限:【文字数を入力してください】字
実際に、上記プロンプトでChatGPTが出力した文章は以下の通り509文字で、500~600文字の指定通りの結果となりました。
プロンプト2.文字数指定した通りに文章を要約するプロンプト
次に、長文の文章から指定した文字数通りに要約するプロンプトを紹介します。
指定文字数(上限・下限)と要約したい文章の2つを変えるだけで、高い精度で指定文字数通りに要約を作成することができます。
このプロンプトのポイントは、上記のプロンプトと同じです。
こちらのプロンプトもコピペ可能ですので、ぜひ試してみてください。
▼コピペ可能なプロンプト(文章要約)
以下の #手順 を忠実に守って、 #入力分 の要約を #文字数 の条件を満たして作成してください。
#手順:
・出力する前に、何文字になったかをカウントしてください。
・カウントした結果、#文字数 の条件を満たしていることが確認できた場合に限ってタスクを終了してください。
・カウントした結果、#文字数 の条件を満たしていない場合は、#文字数 の条件を満たせるまで文字を追加したり削除して処理を繰り返してください。
#文字数:
・下限:【文字数を入力してください】 字
・上限:【文字数を入力してください】字
#入力分:
【ここに要約したい文章を入力/貼り付けてください】
実際に、上記プロンプトでChatGPTが出力した文章は以下の通り507文字で、500~600文字の指定通りの結果となりました。
【注意点】文字数が多い場合は精度が落ちる
この記事で解説したプロンプトを使用すれば、ChatGPTの文字数指定の精度がぐっと高まります。
ただし、
- ChatGPTに指定する文字数がが2,000文字以上
- 要約する元の文章が3,000文字以上
のように、指定する文字数が多かったり、長文の文章を要約する場合は、上記で紹介したプロンプトを使用しても文字数指定の精度は落ちてしまいます。
そのような場合は、ChatGPTの出力結果に対して、文字数の追加や削除の指示を何度かやり取りをしながら、文字数の調整(追加や削除)を行うようにしましょう。
まとめ
この記事では、「ChatGPTが指定文字数を守らない」問題に対して、ChatGPTが出力する文字数の精度を高めるプロンプトと注意点について解説しました。
まとめると、以下の通りです。
まとめ
・ChatGPTは、指定文字数通りに出力するのが苦手。GPT-4も同様。
・この記事で紹介したプロンプトを利用すると、出力する文字数の精度がぐっと高まる
・注意点として、指定する文字数が2000文字以上だったり、3000文字以上の長文の要約の場合はこのプロンプトを使用しても精度は落ちてしまう。
・その場合は、ChatGPTの出力結果に対して、文字数の追加や削除の指示をしながら調整する方法が有効。
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