ChatGPTで翻訳する方法は?使い方やプロンプトを解説!

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ChatGPTで翻訳する方法は?使い方やプロンプトを解説!

ChatGPTを仕事で使う場合の有効な使い方の一つとして、「翻訳」があります。

  • 「ChatGPT」で翻訳する方法は?
  • DeePLとかの翻訳ツールの方がいいんじゃないか?
  • ChatGPTを翻訳に使うのに注意点はない?

といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事は、翻訳作業にChatGPTを活用するメリットや、具体的な使い方・プロンプト(コピペ)、注意点を解説します。

この記事を読んで、翻訳作業にChatGPTを活用してみましょう。


ChatGPTを翻訳に使うメリット

ChatGPTを翻訳ツールとして使用することは、高い精度、カスタマイズされたスタイルとトーン、そして効率的な要約能力を通じて、コミュニケーションの質を大きく向上させることができます。
これらの機能は、あらゆる翻訳ニーズに対応するための強力なツールとなり得ます。

ここでは、ChatGPTが他の翻訳ツールと比較して、どのようなメリットを提供するのかを掘り下げてみましょう。

メリット1.翻訳の精度が高い

ChatGPTの翻訳は、従来の翻訳ツールに負けない翻訳精度を誇ります。
この高い翻訳精度は、AIが大量のテキストデータを学習して理解する能力に基づいています。

例えば、専門的な用語が含まれるビジネス文書や、特定の文化的背景を持つ文学作品を翻訳する際にも、その文脈を捉え、適切な訳語を選択することがでいます。


メリット2.文章のスタイルとトーンを指定できる

ChatGPTの翻訳では、指定したスタイルやトーンでの翻訳が可能です。

例えば、日本語で作成したビジネス文書をフォーマルなトーンの英語に翻訳したり、友人への手紙をカジュアルなトーンで翻訳することができます。

この機能を活用するためには、翻訳を依頼する際に「フォーマルなトーンで翻訳してください」や「カジュアルなスタイルでお願いします」といった指示をプロンプトに含めるだけです。
これにより、目的に合ったテキストを生成することができます。


メリット3.要約や解説もできる

ChatGPTを用いると、翻訳するだけでなく、長文を効率的に要約することも可能です。
これは、特に情報量が多い文書を扱う際や、論文やレポートなどの専門的な文書を素早く把握する上で役立ちます。

要約機能を利用するには、「この文書を翻訳して、要約してください」という形でプロンプトを設定します。

例として、あるビジネス報告書があり、その主要な内容を英語から日本語に翻訳し、さらに要約する場合、ChatGPTは重要なポイントを抽出して短縮形で提供します。これにより、読者は少ない時間で文書のエッセンスを把握することができます。


翻訳におけるChatGPTの使い方とプロンプト

では、ビジネスシーンで実際によく使われるケースを例にとって、具体的な使い方とプロンプトを解説します。

使い方1.ビジネス英語に翻訳する

海外の取引先やクライアントと英語でメールのやり取りを行うこともあるでしょう。

英語のメールと日本語のメールでは、形式などが若干異なりますが、ChatGPTを使えばビジネスシーンで使える適切なビジネス英語に翻訳できます。

ビジネス英語のメールを送付する場合は、以下のようなプロンプトが使えます。

【プロンプト】
以下の#入力文はクライアントに送付するビジネスメールです。
入力文をビジネスシーンで使える英語のメールに翻訳してください

#入力文:
##件名:プロジェクト提案に関するミーティングのご案内
##本文:
○○様
いつも大変お世話になっております。
先日は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
さて、私たちの提案したプロジェクトについてさらに詳細な話し合いを進めるため、ミーティングを設定させていただきたいと考えております。貴社のご都合が良い日時をいくつか教えていただけますでしょうか?
ミーティングでは、プロジェクトの目標、スケジュール、予算について具体的に話し合いたいと思います。また、貴社のご要望や懸念についても伺い、最適な提案をさせていただきたいと思います。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご返信いただけますと幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

出力結果がこちらです。
ビジネスで使える自然な英語のメールが作成できました。

ビジネス英語に翻訳する

このように、ChatGPTなら単に翻訳するだけでなく、目的・シーンに合った適切なスタイル・トーンで翻訳することができます。


使い方2.専門的な内容を翻訳して要約・解説する

ビジネスで、専門分野や業界に関する英語の論文やレポートを読んで参考にすることもあるでしょう。
ただ、論文やレポートは専門的な内容も多く文章も堅苦しいため、日本語に翻訳しても要旨を理解するのに時間がかかってしまいます。

そのような時には、ChatGPTを使って要約や解説をしてもらうことで、主要なメッセージを迅速に理解することができます。

例えば、以下は「企業間の学習ネットワークとイノベーション」をテーマにした論文のAbstractです。

This research was supported by grants provided to the first author by the Social and Behavioral Sciences Research Institute, University of Arizona, and the Aspen Institute Nonprofit Sector Research Fund and by grants to the second author by the College of Business and Public Administration, University of Arizona. We have benefited from productive exchanges with numerous audiences to whom portions of this paper have been presented: a session at the 1994 Academy of Management meetings, the Social Organization workshop at the University of Arizona, the Work, Organizations, and Markets workshop at the Harvard Sociology Department, the 1994 SCOR Winter Conference at Stanford University, and colloquia at the business schools at the University of Alberta, UC-Berkeley, Duke, and Emory, and the JFK School at Harvard. For detailed comments on an earlier draft, we are extremely grateful to Victoria Alexander, Ashish Arora, Maryellen Kelley, Peter Marsden, Charles Kadushin, Dick Nelson, Christine Oliver, Lori Rosenkopf, Michael Sobel, Bill Starbuck, Art Stinchcombe, and anonymous reviewers at ASQ. We thank Dina Okamoto for research assistance and Linda Pike for editorial guidance. Address correspondence to Walter W. Powell, Department of Sociology, University of Arizona, Tucson, AZ 85721. We argue in this paper that when the knowledge base of an industry is both complex and expanding and the sources of expertise are widely dispersed, the locus of innovation will be found in networks of learning, rather than in individual firms. The large-scale reliance on interorganizational collaborations in the biotechnology industry reflects a fundamental and pervasive concern with access to knowledge. We develop a network approach to organizational learning and derive firm-level, longitudinal hypotheses that link research and development alliances, experience with managing interfirm relationships, network position, rates of growth, and portfolios of collaborative activities. We test these hypotheses on a sample of dedicated biotechnology firms in the years 1990-1994. Results from pooled, within-firm, time series analyses support a learning view and have broad implications for future theoretical and empirical research on organizational networks and strategic alliances.*

引用:Interorganizational Collaboration and the Locus of Innovation: Networks of Learning in Biotechnology.のAbstractより

まずは、これを普通に日本語に翻訳してみましょう。

【プロンプト】
以下の#入力文は論文のAbstractです。日本語に翻訳してください。

#入力文:
{翻訳したい文章を入力}

ちゃんと翻訳できましたね。

ただ、これでも内容は理解できますが、もっと素早く簡単にこの論文の要旨を把握できるようにしてみましょう。

【プロンプト】
以下の#入力文は論文のAbstractです。
重要なポイントを、わかりやすくかみ砕いて簡単に口語で解説してください。

#入力文:
{翻訳したい文章を入力}

これなら、すぐに論文のポイントを簡単に理解できますね。

このように、ChatGPTは文章を翻訳できるだけでなく、重要なポイントを要約したり、わかりやすく解説することができるのです。

これは、他の翻訳ツールではできない使い方ではないでしょうか。


翻訳に使うプロンプトのコツ

ChatGPTで翻訳する場合のプロンプトのコツは、次の2点です。

  • 明確かつ具体的な指示
    翻訳する言語、維持したいトーンやスタイル、要約の範囲や文字数など、求める結果に関する明確かつ具体的な指示をプロンプトに含めることが重要です。
  • フィードバック
    ChatGPTは一度の指示だけでは、十分に満足のいく回答が出てこないことがあります。
    そのような場合も、出力結果に対して更なる修正や改善の指示を出すことで、精度の高い満足できる回答が出てくるでしょう。

翻訳に限らず、ChatGPTの上手なプロンプトのコツについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:【OpenAI直伝】ChatGPTのプロンプトを上手に書く6つのコツ


ChatGPTを翻訳に使う注意点

ChatGPTを翻訳ツールとして利用する際には、多くのメリットがある一方で、注意すべき点も存在します。
以下では、特に注意が必要な二つのポイントについて詳しく説明します。

注意点1.不正確なことがある

ChatGPTは高度なAIモデルであり、多くの場合で正確な翻訳を提供します。
しかし、翻訳は完璧ではなく、特に以下のような場合に不正確な結果を生むことがあります。

  • 専門用語の使用
    特定の専門分野における用語や概念は、正確な翻訳が難しいことがあります。
    ChatGPTは広範なデータに基づいて学習していますが、最新の専門用語やニッチな分野の用語については、適切な翻訳を提供できない場合があります。
  • 文脈の複雑さ
    言語には、その文化や背景に根差したニュアンスがあります。
    文脈が複雑であるほど、ChatGPTがその意図を完全に捉え、正確に翻訳することが難しくなります。

これらの問題を軽減するためには、翻訳された内容を人の目で確認することが必要です。


注意点2.情報漏えいのリスクがある

ChatGPTを使用する際、特に個人情報や機密情報が含まれる文章を翻訳する場合、情報漏えいのリスクを考慮する必要があります。

ChatGPTは、入力された情報を学習材料として使用する可能性があることが利用規約で明記されています。
このため、ChatGPTに個人情報や業務上の顧客情報・機密情報を入力すると、AIモデルがそのデータを学習して、第三者のChatGPTの利用の際に当該情報を含めた回答をしてしまい、不特定多数にその情報が漏えいしてしまうというリスクがあるのです。

従って、翻訳する文章に個人情報や機密情報が含まれていないか注意するようにしましょう。

ChatGPTの情報漏えいのリスクと対策については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:【完全版】ChatGPTの危険性は?リスクと対策を解説!


まとめ

ChatGPTを翻訳作業に活用するメリットや、具体的な使い方・プロンプト(コピペ)、注意点を解説しましました。
まとめると、以下の通りです。

まとめ
▼翻訳作業にChatGPTを活用するメリットは3つ
メリット1.翻訳の精度が高い
メリット2.文章のスタイルとトーンを指定できる
メリット3.要約や解説もできる
▼翻訳におけるChatGPTの使い方とプロンプトとして2つの事例を紹介
使い方1.ビジネス英語に翻訳する
使い方2.専門的な内容を翻訳して要約・解説する
▼ChatGPTで翻訳する場合の注意点は2つ
注意点1.不正確なことがある
注意点2.情報漏えいのリスクがある

この記事を参考に、翻訳作業でもChatGPTを活用してみましょう。

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