
ChatGPTを使っている方の中で、
- 「ChatGPTで入力できる文字数の上限は何文字?」
- 「無料版のChatGPT-3.5と有料版のChatGPT-4で文字数制限は違うの?」
- 「文字数制限以上の長文を入力したい場合にはどうしたらいいの?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、無料版(ChatGPT-3.5)と有料版(ChatGPT-4)それぞれのChatGPTの文字数制限とその上限を突破する方法を詳しく解説します。

目次
ChatGPTの文字数制限は?

ChatGPTの文字数制限は、無料版及び有料版ともにOpenAIからの公式な発表はありません。
巷では、ChatGPT-3.5もChatGPT-4も上限数は4097トークンと言われていますが、果たして正しいのでしょうか。
そこで、筆者が2023年12月初旬に実際に試したところ、以下のようにChatGPT-3.5(無料版)とChatGPT-4(ChatGPT Plus)ともに4097トークンとは異なる結果となりました。
- ChatGP-T3.5(無料版)は、約5,000(日本語)~8,000(英語)トークン
- ChatGP-T4(ChatGPT Plus)は、約22,000(日本語)~32,000(英語)トークン
このように、上限の文字数(トークン数)は日本語と英語でそれぞれ大きく異なりました。
また、日本語でもひらがなや漢字などによっても異なるので、上記はあくまで目安としてください。
ChatGPTの種類 | 日本語の上限トークン数 | 英語の上限トークン数 |
---|---|---|
ChatGPT-3.5(無料) | 約5,000トークン | 約8,000トークン |
ChatGPT-4(ChatGPT plus) | 約22,000トークン | 約32,000トークン |
なお、文字数制限は、「文字数」でカウントされているわけではなく、「トークン数」によってカウントされます。
トークン数は、単語の一つのようなもので、英語では「dog」=1トークンとカウントされ、基本的に1単語=1トークンです。
ただ、日本語の場合は英語と異なり、ひらがな1文字が1~2トークン、漢字1文字が1~3トークンで計算されます。
ひらがな/漢字 | 1文字のトークン数 |
---|---|
ひらがな | 1文字=1~2トークン |
漢字 | 1文字=1~3トークン |
<参考>トークン数をカウントする方法「Tokenizer」
入力する文章のトークン数を調べるには、OpenAIが公式に無料で提供しているTokenizer(トークナイザー)が便利です。
OpenAIのTokenizer(トークナイザー)はこちら
Tokenizerに文章を入力すると、以下のように文字数とトークン数をカウントしてくれます。

文字数制限を回避する方法は?

ChatGPTには文字数制限があることがわかりましたが、上限の文字数以上に入力したり出力したい場合もありますよね。
そのような時に使える文字数制限を突破する方法を、2つご紹介します。
入力で使える文字数制限を突破する方法
ChatGPTに入力する文字数(プロンプト)が上限を超えてしまう場合に、文字数制限を突破する方法をご紹介します。
ChatGPTに入力するプロンプトを複数回に分けることで文字数制限を突破することができます。
具体的には、次の手順で実行します。
Step1.ChatGPTに複数回に分けてプロンプトを入力することを指示する
Step2.インプット情報を複数回に分けて入力する
Step3.指示を出す
では、実際に使い方を見てみましょう。
Step1.ChatGPTに複数回に分けてプロンプトを入力することを指示する
以下のように、プロンプトを複数回に分けて入力するので、入力を完了するまでの間は処理を実行しないように指示します。

<コピペ可>
これから複数回に分けてプロンプトを入力します。
私が””入力完了””というまでの間は、””了解””とだけ応答してください。
Step2.インプット情報を複数回に分けて入力する
次に、情報を複数回に分けて入力します。
ちゃんと指示通り、ChatGPTは「了解」とだけ応答しています。

Step3.指示を出す
情報を入力した終えたら、「入力完了」と入力し、指示(「要約してください」など)を与えてください。
実際、以下のようにこれまで複数回に分けて入力した情報を記憶して、正しい処理を実行しています。

このように、入力を複数回に分けることで、文字数制限を突破することができます。
出力で使える文字数制限を突破する方法
ChatGPTが出力する文字数が上限を超えてしまい、出力が途中で切れてしまう場合に使える方法をご紹介します。
以下のように、出力が途中で終わった場合、「生成を続ける」(日本語の場合)または「Continue generating」(英語の場合)と表示されます。
これをクリックすることで、続きを出力することができます。
また、チャット入力欄に「続けて」などと入力しても続きを出力することができます。

まとめ
この記事では、ChatGPTの文字数制限について、無料版と有料版それぞれについて解説しました。
まとめると、以下の通りです。
まとめ
・ChatGP-T3.5(無料版)の文字数制限は、約5,000(日本語)~8,000(英語)トークン
・ChatGP-T4(ChatGPT Plus)文字数制限は、約22,000(日本語)~32,000(英語)トークン
・入力する文字数が上限を超える場合の対処法は、入力を複数回に分けて実行する
・出力する文字数が上限を超える場合の対処法は、「生成を続ける」/「Continue generating」ボタンを押す

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