ChatGPTを使っている方の中で、
- 「ChatGPTはいつまでの最新情報を学習しているの?」
- 「無料版とChatGPT Plusで学習データの期間は違う?」
- 「無料版ChatGPTでWeb検索して最新情報にアクセスする方法は?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ChatGPTを使っていると、「私のトレーニングデータは2021年9月までのものであり、回答できません」のような回答を受け取った経験がある方も多いでしょう。
でも、ChatGPTにWeb検索をさせて、リアルタイムの最新情報も使って回答して欲しいですよね。
この記事は、ChatGPTはいつまでのデータを学習しているのか、無料版とChatGPT Plusで違うのかを確認した上で、無料版ChatGPTでもリアルタイムの最新情報まで検索して回答してもらう方法を解説します。
この記事を最後まで読んで、ChatGPTのWeb検索を活用しましょう。
目次
ChatGPTはいつまでのデータを学習している?
ChatGPTが学習しているデータの期間(「カットオフ」といいます)は、無料版ChatGPT(GPT-3.5)とChatGPT Plus(GPT-4)で異なります。
2024年2月1日時点において、無料版ChatGPT(GPT-3,5)とChatGPT Plus(GPT-4)の学習データの期間(カットオフ)は以下の通りです。
ChatGPT Plus(GPT-4)の方が、無料版よりも約1年半分最新の情報を学習している、とうことです。
無料版/有料版 | 学習データの期間 |
---|---|
ChatGPT無料版(GPT-3.5) | 2021年9月まで |
ChatGPT Plus(GPT-4) | 2023年4月まで |
ChatGPT Plus(GPT-4)の学習データは、当初は無料版(GPT-3,5)と同じ2021年9月まででしたが、2023年10月下旬にバージョンがアップデートされ、2023年4月までのデータを学習したモデルにパワーアップしました。
ChatGPTの各モデルのカットオフについては、OpenAIの公式サイト「Models」ページで確認することができます。
ChatGPT Plusで最新情報を取得する方法
ChatGPT Plusの学習データは2023年4月まですが、ChatGPT Plusのみの標準機能としてWebブラウジング機能が搭載されているため、最新のことに関する質問にもWeb検索を行って回答してくれます。
Webブラウジング機能は、マイクロソフトのBingを使って検索が行われます。
ChatGPT Plusで、Webブラウジングを使うのに設定は不要で、通常通りにチャット欄に入力すると、その指示・質問内容に応じて自動でWeb検索を行ってくれます。
例えば、「2024年1月に起きた日本の重大ニュースを教えてください」と指示してみました。
すると、特に指示せずとも自動でWeb検索を行って、以下のように能登半島沖地震の件など実際に2024年1月に起きたニュースを回答してくれました。
また、Web検索で取得した情報ソースのURLも示してくれます。
このWebブラウジング機能は、無料版ChatGPTには搭載されていない機能で、ChatGPT Plusのみで利用することができます。
このように、ChatGPT Plusには無料版にはない便利な機能が多く搭載されています。
ChatGPT Plusについて詳しく知りたい方は、以下の記事でChatGPT PLusと無料版の違いやメリットなどについて詳しく解説しているので参考にしてみてください。
ChatGPT無料版で最新情報を取得する方法
無料版ChatGPTには、残念ながらWebブラウジング機能は搭載されていないため、学習データのカットオフである2021年9月以降のことに関して質問しても回答してくれません。
実際に、ChatGPT Plusと同じように「2024年1月に起きた日本の重大ニュースを教えてください」と指示してみましょう。
すると、やっぱり以下のように「情報はありません」と回答が返ってきましたでした。
このように、無料版ChatGPTではWeb検索ができないため、最新のことに関する質問や指示には回答してくれなかったり、デタラメな回答を返してきてしまいます。
でも、無料版ChatGPTでもWeb検索によってリアルタイムの最新情報にアクセスして回答をしてもらう裏ワザがあるのです。
それは、Google Chromeの拡張機能「WebChatGPT」を追加するだけ、です。
>WebChatGPT追加(Chromeストア)はこちらから
しかも、この拡張機能「WebChatGPT」は無料で利用できます。
設定も簡単で、1分くらいで機能を追加できます。
実際に、「WebChatGPT」を追加した後に、同じく無料版ChatGPTで「2024年1月に起きた日本の重大ニュースを教えてください」と同じように指示してみましょう。
すると、以下のようにWeb検索を行って、能登半島地震の件などの2024年1月に起きた重大ニュースを正しく回答してくれました。
しかも、回答の出典となる情報ソースのURLも教えてくれます。
ChatGPT PlusのWebブラウジング機能に比べると、回答に少し時間がかかりますが、といっても30秒くらいのものです。
このように、Google Chromeの拡張機能「WebChatGPT」を追加するだけで、無料版ChatGPTでもWeb検索を行ってリアルタイムの最新情報にアクセスして、回答してくれるようになるのでぜひ試してみてください。
「WebChatGPT」の詳しい登録手順や使い方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
この記事は、ChatGPTはいつまでのデータを学習しているのか、無料版とChatGPT Plusで違うのかを確認した上で、無料版ChatGPTでもリアルタイムの最新情報まで検索して回答してもらう方法を解説します。
まとめると、以下の通りです。
まとめ
・無料版ChatGPT(GPT-3.5)の学習データ期間は2021年9月まで
・ChatGPT Plus(GPT-4)の学習データ期間は2023年4月まで
・ChatGPT Plusには標準機能でWebブラウジング機能があるため、リアルタイムの最新情報も検索して回答できる
・無料版ChatGPTには、Webブラウジング機能がないためリアルタイムの最新情報は取得できない
・無料で使えるGoogle Chrome拡張機能「WebChatGPT」を追加すると、無料版ChatGPTでもリアルタイムの最新情報を検索して回答できる
この記事を参考に、ChatGPTのWeb検索を活用しましょう。
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