【悪用厳禁】ChatGPTで営業リストを無料で作成する方法【簡単スクレイピング】
営業職の方で、営業リストの作成に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか？
営業リストを簡単に抽出できる有料ツールもありますが、利用料金が高くて使えない方も多くいるのではないでしょうか。
有料の営業リスト作成ツールを使えない場合、営業の方が1件1件手作業で営業候補先をインターネットで調べてExcelなどに転記することが多くあると思いますが、すごく時間がかかって大変ですよね。
そこで、本記事ではChatGPTを使って、非エンジニアでも無料で簡単にスクレイピングで営業リストを簡単に作成する方法」を解説します。
そのままコピペで使えるプロンプトもご紹介します。
あわせて、「営業リストはあるけど、データ形式が整理されてなくて使いづらい。。。」といった方向けに、ChatGPTを使ってデータをクレンジング・整形して使いやすく加工する方法とプロンプトを解説します。
営業職・営業企画・営業マネージャーなどの方は必見です。
ぜひ営業リスト作成の参考にしてください。
目次
スクレイピングによる営業リスト作成の手順
プログラミング知識0の方でも簡単にできる、スクレイピングで営業リストを無料で作成する方法をわかりやすく解説します。
「プログラミングのことは全くわからない」という方でも、ChatGPTとExcelだけで簡単に出来ちゃうので安心してください。
まず、スクレイピングする営業リストの情報源（データベース）ですが、HTML構造がシンプルで情報が比較的網羅されているWebサイトがおすすめです。
以下では、例としてBaseconnectβ版を使ったスクレイピングの方法を解説します。
Step1．対象ページをHTMLファイルで保存
▼情報を取得するサイトで任意のカテゴリー（業界や地域など）を選択して、リストを取得したい対象ページで右クリックして、「名前を付けて保存」をクリック。
▼右クリックしたら「ウェブページ、HTMLのみ」で保存する
Step2．ChatGPTの「Advanced Data Analysis」でスクレイピングを実行
ChatGPTで「Advanced Data Analysis」を選択します。
「Advanced Data Analysis」は、もともと「Code Interpreter」と呼ばれていた拡張機能で、通常のChatGPTでは出来ないファイルのアップロードや生成・ダウンロードができます。
ただし、「Advanced Data Analysis」は、有料版のChatGPT Plusのユーザーのみ利用できる機能です。
▼「GPT-4」で「Advanced Data Analysis」を選択、チャット欄左の「+」をクリックして上記のStep.1で保存したファイルを選択してアップロード。チャット入力欄にプロンプトを記述してチャットを開始します。
▼ChatGPTからの回答。「抽出した企業情報のExcelファイル」をクリックすると、Excelファイルをダウンロードできます。
▼ダウンロードしたExcelファイルです。指定した情報が正しく取得できています。
これで完成です。たった数分程度で精度の高い営業リストが作成できてしまいました。
使用プロンプト
そのまま利用できるプロンプトを貼っておきます。このままコピペして使ってみてください。
ただ、Custom Instructionsの内容などによって必ずしも同じ結果にはならないのでご留意ください。
▼プロンプト（コピペ用）
#命令文
あなたは優秀なデータサイエンティストです。
アップロードしたHTMLファイルを読み込んで、#企業情報の抽出をstepbystepで行ってください。
#企業情報
・企業名
・企業概要
・業種
・住所
・従業員数
#出力形式
Excelファイル形式でエクスポートして下さい。留意点
営業リストを作成する際に参考とする企業データベースとしては、iタウンページや、リクナビ、マイナビ、ハローワークなどがあると思いますが、各サイトによって構造が異なるのでサイトによっては上手くスクレイピングできないケースもありますので注意しましょう。
営業リストのクレンジング・整形にも使える
営業リストはあるけど、データや表示方法が整理されておらず使い勝手が悪い、というケースも多くあります。
Excelの関数に詳しい人や、VBA・マクロを操作できる人なら効率的にデータをクレンジング・整形することも可能だと思いますが、Excelにそこまで詳しくない多くの人にとってはこれを手作業で修正するのは非常に時間がかかって面倒です。
そんな方でも、ChatGPTを使ったら簡単にデータをクレンジング・整形することができます。
営業リストのデータクレンジング・整形方法
▼例えば、以下のような企業データがExcel等であったとします。このままだと、営業リストとして管理するには使いづらいですよね。これをChatGPTを使って数分で加工・整形してしまいしょう。
▼「GPT-4」で「Advanced Data Analysis」を選択して、「+」をクリックして上記の対象ファイルをアップロードして、プロンプトを記述して実行します。
▼ChatGPTからの回答。「整形済み会社一覧データ」をクリックすると、Excelファイルをダウンロードできます。
▼ダウンロードしたExcelファイルです。指定した情報が正しく取得できています。
これで完成です。ExcelやVBA/マクロの知識がなくてもたった数分で汚くて使いづらかったExcelの営業リストを綺麗に整理できてしまいました。
使用プロンプト
そのまま利用できるプロンプトを貼っておきます。このままコピペして使ってみてください。
企業情報の項目等は、実際に使用するリストの項目にあわせて適宜修正してください。
ただ、Custom Instructionsの内容などによって必ずしも同じ結果にはならないのでご留意ください。
▼プロンプト（コピペ用）
#命令文
あなたはプロのデータサイエンティストです。
アップロードしたファイルを整形して、以下の形式でExcelを出力してください。
#アップロードしたファイルの説明
・アップロードしたファイルのA列にデータが入力されています。
・A列には、以下の順番で企業情報が入力されています。
#会社名
#業界
#上場
#会社概要
#事業内容
#本社住所:
#新卒採用人数
#従業員数
#更新日
#例
アップロードしたファイルの一番の上の企業情報は以下の通りです。
#会社名：三菱ＵＦＪトラストシステム株式会社
#業界：IT業界の会社
#上場：未上場
#会社概要：信託銀行のシステム開発やコンサルティグなどを行う会社
#事業内容：三菱UFJ信託銀行や日本マスタートラスト信託銀行の業務システムおよび基盤システムの開発や運用、管理を行う。取り扱うシステムには、リテール系システ...
#本社住所: 東京都港区港南２丁目９番８号
#新卒採用人数：11~50人
#従業員数：1008 人
#更新日：2023年04月06日
#補足説明
・企業情報は、#会社名、#業界、#上場、#会社概要、#事業内容、#本社住所、#新卒採用人数、#従業員数、#更新日の9項目から構成されています。
・企業情報は必ず"会社名からデータが順列されており、その順番は#会社名、#業界、#上場、#会社概要、#事業内容、#本社住所、#新卒採用人数、#従業員数、#更新日の通りです。
・ただし、#業界には複数のデータが含まれている可能性があります。
・#会社名、には文頭または文尾に「株式会社」、「有限会社」、「合同会社」のいずれかの文字列が含まれます。
#出力形式
・アップロードしたファイルのデータのうち上記の#会社名、#業界、#上場、#会社概要、#事業内容、#本社住所、#新卒採用人数、#従業員数、#更新日の9項目を抽出してください。
・出力するExcelでは、以下の通りデータを入力して整形してください。
A列に#会社名
B列に#業界
C列に#上場
D列に#会社概要
E列に#事業内容
F列に#本社住所:
G列に#新卒採用人数
H列に#従業員数
I列に#更新日
・新しく生成するExcelファイルの1行目は上記のカラム名を入力してください。
・新しく生成するExcelファイルの2行目以降に、アップロードしたファイルのデータを整形したデータを入力してください。【あわせて読みたい】「Advanced Data Analysis」の使い方・活用方法
「Advanced Data Analysis」は、もともと「Code Interpreter」と呼ばれていたChatGPT Plusユーザーのみ利用可能な拡張機能です。
「Advanced Data Analysis」の基本的な使い方についてはこちらの記事をご参考にしてください。
最後に
本記事は、営業職の方向けにChatGPTを使って営業リストを無料でプログラミング知識不要でかんたんに作成する方法とプロンプトを解説しました。
ChatGPTを活用することで、非エンジニアの方でも簡単にスクレイピングで営業リストを作成できることが確認できたと思います。
この記事が、営業リスト作成の参考になれば幸いです。
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