ChatGPTで営業のトークスクリプトを作成する方法とプロンプトを解説!

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ChatGPTで営業のトークスクリプトを作成する方法とプロンプトを解説!

営業において、チームで成功の再現性を高めるためにトークスクリプトの作成は非常に重要です。
しかし、営業やテレアポで使うトークスクリプトについて、こんなお悩みを感じてる方も多いのではないでしょうか?

「新入社員のためにトークスクリプトを作成しないといけないけど、作る時間がない・・・」
「どのようにトークスクリプトを作成したらいいかわからない・・・」
「トークスクリプトはあるけど、アポ獲得率が低いからもっと改善しないといけない・・・」

このような、面倒で時間のかかるトークスクリプト作成も、ChatGPTを活用することで大幅に時間を短縮してラクに作成することができます。

この記事では、ChatGPTを活用して営業・テレアポのトークスクリプトを作成できるプロンプトを解説します。
汎用的に使えるプロンプトなので、コピペしてすぐに実践で活用できますよ。

是非、営業職・マネジメントの方はトークスクリプト作成に活用してみてください。


ChatGPTで営業のトークスクリプトを作成するプロンプト

このプロンプトは、これまで接点のない企業に電話をして受付から社長に繋いでもらいアポを獲得することを目的としたテレアポの汎用的なトークスクリプトを作成するプロンプトです。

色々なプロンプトを試しましたが、かなりリアルで実践的に使える汎用的なトークスクリプトや応酬話法を作成できました。ぜひ試してみてください。

以下の例では、M&A仲介会社がが中小企業の社長にM&A(事業承継)を提案するためのテレアポのトークスクリプト想定したプロンプトになっています。
【 】の箇所を、それぞれご自身に合った内容に変えることで、自社専用のトークスクリプトを作成できます

▼トークスクリプトを作成するプロンプト

あなたはセールスのプロフェッショナルです。
以下の内容を忠実に守って、顧客とのアポイント(商談)を獲得できるような最高のテレアポのトークスクリプトを作成してください。

#テレアポを行う会社
・【M&Aの仲介会社A社】

#テレアポの相手
・中小企業B社

#テレアポの目的
・B社社長に対して【事業承継やM&A】の提案を行うためのアポを獲得すること。

#A社のセールスポイント
・【■■■業界のM&Aで実績NO.1】
・【■■■業界に精通したコンサルタントが多数在籍】
・【完全成功報酬】

#制約条件
・最初はB社の受付が電話を受けて、B社社長に電話を繋いでもらうようなトークスクリプトを作成してください。
・B社の受付は内容に関わらず社長宛ての営業電話は一律断ろうとします。
・営業は、それでもB社の受付から社長に電話を繋いでもらうように粘り強く工夫をする必要があります。
・B社受付が、社長に電話を繋ぐのは社長の知り合いや既存取引先からの電話の場合のみです。ただし、受付は、非常に重要な要件の電話を社長に繋がなかったことで、後から社長に叱責されることを恐れています。
・B社社長に電話を繋いでもらった後は、B社社長に事業承継やM&Aの提案を行うためのアポの依頼をするスクリプトを作成してください。
・B社の受付も社長も営業電話が多いため、このようなテレアポの電話には辟易としていて詳しく話も聞かずに断ります。営業に数回粘られたとしても何度でも断ろうとします。
・営業は、顧客に無下に対応されたり何度も断られても、なんとか切り返してアポを獲得できるようなトークスクリプトを作成してください。
・電話上でアポ(商談)の日程が確定できるまでの全てのやり取りを会話形式で具体的かつ詳細に描写してください。
・会話部分は「」で囲ってください。
・複数のシナリオを想定してスクリプトを作成してください

#例文
【受付突破】 お世話になっております。株式会社Aの◯◯と申します。~のご提案をしたいと思いご連絡いたしました。○○社長におつなぎいただけますでしょうか。

【挨拶・導入トーク】 お世話になっております。私、XXXXを提供している株式会社Aの◯◯と申します。弊社のXXXXを御社にもご紹介させていただければと思いお電話させていただきました。

【本題】 弊社のXXXXは~という特徴がございまして、他社と比べて~です。 もしよろしければXXXXについて詳しくご説明させていただきたいのですが、打ち合わせのお時間をいただけますでしょうか?

【クロージング/アポ確定】 ありがとうございます。来週●曜日または●曜日午後はご都合いかがでしょうか? では●曜日の●時にお伺いいたします。 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。

なお、情報セキュリティの観点で、プロンプトに実際の顧客情報を入力するのはやめましょう。

▼ChatGPTの実際の出力結果がこちらです。

営業・テレアポのトークスクリプトのプロンプト出力結果


多少の調整は必要ですが、かな実践的なトークスクリプトが作成できたと思います。

巷によくあるトークスクリプトは、顧客が簡単にアポに応じてれるような内容を想定したトークスクリプトが多いですが、上記のChatGPTの出力結果では受付から社長への取次で断られることも想定して、それに対する応酬話法を展開する非常にリアリティのあるトークスクリプトとなっています。

新入社員などこれから初めてテレアポをするような方にとっては、実践的なトークスクリプトになっているし、事前のシミュレーションとしても使えるでしょう。


営業のトークスクリプト作成にChatGPTを活用するメリット

営業・テレアポのトークスクリプト作成にChatGPTを活用するメリットは次の2つが挙げられます。

  • メリット1.トークスクリプト作成時間の短縮
  • メリット2.トークスクリプトの内容改善

メリット1.トークスクリプト作成時間の短縮

営業・テレアポ用のトークスクリプトを新しく作成するのは非常に面倒で時間がかかる大変な作業です。
特に、これまでテレアポをしてこなかった会社が、初めてテレアポ用のトークスクリプトを自力で作成するのは難しいですよね。

でも、そんな面倒なトークスクリプトの作成も、まずはChatGPTを活用して汎用的なトークスクリプトを作成してから、自分の会社・商材などにあわせて調整しながら完成させる方が作成時間を大幅に短縮することができるでしょう。


メリット2.トークスクリプトの内容改善

ChatGPTの活用は、トークスクリプト作成時間の削減・短縮だけでなく、トークスクリプトの内容改善にも活用できます。

自分が作成したトークスクリプトや既存で使ってるトークスクリプトとともに「もっとアポ獲得が上手くいくように、以下のトークスクリプトを改善してください」とChatGPTに指示をすると、トークスクリプトの改善点の指摘や新たなアイデアを提案してくれます


営業のトークスクリプト作成にChatGPTを活用する際の留意点

ChatGPTを活用することで、営業・テレアポのトークスクリプト作成の時間を短縮できたり内容を改善できることがわかったと思います。

でも、ChatGPTを活用してトークスクリプトを作成する際に留意すべきポイントが2つあります。

  • 留意点1.誤った情報や不自然な会話になっていないか確認する
  • 留意点2.顧客情報・個人情報や機密情報は入力しない

留意点1.誤った情報や不自然な会話になっていないか確認する

ChatGPTはときには誤った情報を創作・生成してしまったり、不自然な会話・言葉使いをしてしまうことがあります。

ChatGPTが作成したトークスクリプトの内容をそのまま使わずに、情報に誤りがないかファクトチェックしたり文章の精査・推敲を行うようにしましょう。


留意点2.顧客情報・個人情報や機密情報は入力しない

ChatGPTに入力する情報は、ChatGPTを開発するOpenAI社のAIモデルの学習に活用される可能性があることがChatGPTの利用規約に明記されています。

つまり、ChatGPTに入力した顧客情報・個人情報や自社の機密情報などがAIモデルの学習の結果、第三者に漏えいしてしまうリスクがあるのです。

したがって、ChatGPTを使ってトークスクリプトを作成する際には、ChatGPT(プロンプト)に顧客情報(取引先名など)、個人情報(担当者の名前など)、機密情報(顧客との詳細な取引内容など)は絶対に入力しないようにしましょう


最後に

この記事は、ChatGPTを活用して営業・テレアポのトークスクリプトを作成する方法とプロンプトを解説しました。

営業職の方で、「(新しい商材のため)トークスクリプトがまだないので、新たに作成しないといけないけど作る時間がない」「どのようにトークスクリプトを作成したらいいかわからない」「トークスクリプトはあるけど、もっと改善したい」と思っている方も多くいると思います。

そんな方は、ChatGPTを活用することで営業・テレアポのトークスクリプト作成の時間を短縮するとともに、より良い内容へ改善することができるでしょう。

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