【GPT-5リリースか?】OpenAIがGPT-5の商標登録を申請したことが判明!

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【GPT-5リリースか?】OpenAIがGPT-5の商標を出願したことが判明!

OpenAIが、GPT-4の次世代モデルである「GPT-5」の商標登録申請を米国特許商標庁(USPTO)に提出していたことが明らかになりました。

この記事では、「GPT-5」の商標出願内容やGPT-5リリースの真偽について詳しく解説します。

GPT-5の商標を出願していたことが判明

ChatGPTを開発する米国OpenAIが「GPT-5」の商標登録申請を米国特許商標庁(USPTO)に提出していたことが明らかになりました。
商標出願は2023年7月18日で、USPTOのデータベースに登録されたのが2023年8月1日でした。

Windows Latestが最初に報じ、複数のツイートで共有されたとおり、この商標登録は広範なカテゴリーを対象としています。

出願内容は主に、言語モデル、人間の言語やテキストのAI生成、自然言語処理、生成、理解、分析に関連するダウンロード可能なコンピュータープログラムやソフトウェアを対象としています。

また申請には、次のソフトウェアが含まれます。

機械学習ベースの言語と音声処理
・ある言語から別の言語へのテキストや音声の翻訳
・機械学習のためのデータセットの共有
・予測分析
・言語モデルの構築

さらに特徴的な機能として、

オーディオデータファイルをテキストに変換
・音声認識
・テキストの作成と生成
・データ露出に対応して分析・分類・アクションを実行することを学習できるアルゴリズムの開発・実行・分析

が含まれます。

さらに、この申請は人工ニューラルネットワークの開発と実装のためのソフトウェアにも及びます。
OpenAIはこれらの機能のSaaSも提供する意向の模様です。

この申請は現在、「新規申請処理」段階にあり、USPTOが受理しており、審査官への割り当てを待っている状態です。

参考:アメリカ特許商標庁への商標登録の出願内容

GPT-5商標出願内容

これら申請内容の注目点としては、次があげられます。


GPT-5は、
新たに「音声」(音声認識、音声からテキスト変換など)が追加
・言語、画像、音声を取扱うマルチモーダルを志向していると推測される

サムアルトマンはGPT-5の開発計画はないとしているが・・・

最近のイベントの講演で、OpenAIのCEOであるSam Altman氏(サム・アルトマン)は、GPT-5がすでに開発中であるという憶測に対して、「GPT-5は学習中ではなく、しばらくの間そのようなことはない」と語り、この憶測を否定しました。

GPT-5までにはまだ多くの作業が必要です。それには多くの時間がかかります。私たちはGPT-5までにはまだ多くの時間がかかる。さらなる安全性監査が必要です。次のGPTのタイムラインについて知らせたいのですが…

Sam Altman

以下の動画は、Sam Altmanの発言が一部収められている動画です。

GPT-5はリリースされるのか?

Open AIのSam Altman氏はGPT-5の開発について否定しているものの、エンジニアのSiqi Chen氏などSNS上では、「GPT-5は2023年末までにトレーニングを完了し、2024年初旬頃からリリースされるのではないか」との噂が広がっています。

また、同氏は「GPT-5はAGI(自律型AI)を達成できる可能性がある」と述べています。 
AGIは、明示的なプログラミングなしに、人間が行える知的タスクを実行できる知的システムを作成することを目指すAIです。
GPT-5がAGIを達成した場合、複雑な認知タスクの自動化によって、AI対応の生産性を大幅に向上させる可能性を秘めています。

いずれにせよ、現時点ではOpenAiは今回のGPT-5の商標登録出願に関して公式見解を発表しておらず、これらの情報は憶測に過ぎません。

今回のGPT-5の商標出願については、GPT-5の継続的な研究開発を示唆するものの、GPT-5のリリースが近いことを意味するわけではなく、『GPT-5』という商標を第三者が使用できないようにするため、だという解釈もあるでしょう。今後の動向が注目されます。

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